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【wevox活用コラム.vol.11】その行動、エンゲージメントを下げているかも? vol.2

みなさん、こんにちは!エンゲージメント案内人のマーくんです。

普段は数十名の会社から数万人の会社まで、多岐に渡るお客様のエンゲージメントUPのサポートや、エンゲージメント向上スクール「Engagement Run!」でセミナー講師を行っております。

このコラムではwevoxやエンゲージメントをテーマに、これまで私達が蓄積してきた知見を皆さんに伝えます。ぜひ、組織開発の際の参考にしてください!

前回、前々回と、「"成功"よりも、"失敗をしない"」ということについて話をしましたが、引き続きご自身の行動を振り返りながら、エンゲージメントをむしろ下げてしまう行動をしていないかどうかを確認してみましょう。

自分自身が、メンバーについつい会社や仕事の愚痴を言ってしまうことがある

メンバーに対して、会社や自分がやっている仕事の愚痴を言う。これは愚痴を聞かされた側からすると、自分が信頼をおきたいと思っているミドルマネジメントの人が、そもそも仕事や会社に対して中途半端な気持ちや納得できない気持ちを持っているということを知らされると言うことになります。

もちろん、飲みの場などで空気を和ませるための冗談として、メンバーの立場に立ちながら、自分も苦労したんだということを踏まえて、アドバイスをする。そのために”ノリ”で言うという事はもちろんあると思います。
それはそれでメンバーも理解できると思うので良いかと思いますが笑。
それでもその言い方にはきっと愛情があるはずです。

しかし、ついつい口にしてしまう愚痴と言うのは、やはり聞いた側からするとこの人の本音なのではないかと言うふうに思われるでしょう。もしかしたら自分はこの人の尻拭いをさせられているのかもしれない、という気持ちになるということもあるでしょう。もちろん毎日が聖人君子のような生き方はできないですから笑、たまにはガス抜きのように楽しむ言葉遊びも必要かと思います。が、エンゲージメントの観点からも、やはりネガティブな発言に関しては気をつけたほうがよいかもしれません。

意思決定が必要な場面で、行動や回答を先延ばしにしがちである

ミドルマネジメントの重要な仕事の中に、意思決定をチームの代表として行うということがあると思います。もしミドルマネジメントの人がこういった場面でしばしば意思決定をせずにその回答を先延ばしにするということがあれば、「この人は何のためにこの仕事をしているんだろう」「この人に任せてもいいんだろうか」という、業務に対する不信感を与えることになるでしょう。

またそれだけではなく、意思決定が必要な場面というのは、他のメンバーには決められない重要な決定事項だったりします。それがなかなか決まらないことによって、メンバーが抱えている業務が前に進まなかったり、実際にビジネスやプロジェクトの推進の遅れを結果的に引き起こしてしまうということがあるでしょう。

もちろん誤った意思決定をしてしまう事は、同様に信頼感を下げてしまうこともありますが、そもそも意思決定は答えがないことに対して判断をしていくということを考えると、結果的に誤ってしまうということに関しては一定の理解も得られるでしょう。

しかしそもそも意思決定をしないと言うのは、厳しい言い方をすれば、職務を行っていないことにもなりえますので、より不信感を募らせてしまう可能性は十分にあるんじゃないかと思います。

仕事をメンバーに任せきらず、細かくホウレンソウを求めがちである

メンバーが、任せた仕事をしっかりと遂行できているかどうか、ミドルマネジメントの人からするとこれは非常に気になることだと思います。なのでどうしても、細かいところでホウレンソウを求めてしまうという事はきっとあるでしょう。

しかしあまりに細かいホウレンソウと言うのは、2つの意味でメンバーにとってはマイナスの印象を与えます。
まずは、「自分に対して信頼をしていない」ことの表れでもあるということです。仕事を任せると言うのは、本来、「あなたを信頼していますよ」という意味があります。人にとって信頼されることは非常に嬉しい出来事です。しかし毎度チェックをされるのは、自分のことを不信に思っていると思われても仕方がないと言うことになります。「だったらまかせないでくれよ...」もちろんそんな事は、大人なのでメンバーの人も言わないと思いますが笑、もしかすると心のどこかでは思っているかもしれませんね。

もう一つの意味は、そもそもミドルマネジメントの仕事は、「仕事のための仕事を増やさない」と言うことがあります。任されたメンバーが、「全力でそのプロジェクトに取り組める」ように、「無駄な時間を使わせない」ようにすることがミドルマネジメントの仕事でもあります。このホウレンソウと言うタスクは、仕事のための仕事と言うことになります(もちろんホウレンソウが必要ないと言う意味ではありませんのでそこはご理解ください)。せっかく自分の時間をお客様のために使いたいと思っているメンバーが、自分に任せてきたはずの上司のために時間を使われてしまう、これは決して生産的とは言える状態ではないでしょう。

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チェックしてみて、いかがでしたか?

中には自分で意識できていることもあれば、言われて気づくような内容もあるかもしれません。いずれにしても、NGになるようなアクションを知っていると言う事は、エンゲージメントを むやみに下げてしまう可能性を下げます。消して知っておいて損と言う事はないと思いますので、ぜひこれらの内容を参考にしながら、日々過ごしていただくと良いと思います。

ではでは。