良いチームを作るために個人でできること
wevoxカスタマーサクセスのMiki(@mikidh_atrae)です。今回は、『良いチームを作るために、個々人でできること』について書きたいと思います。
はじめに(本テーマに触れようと思った背景)
4月から新入社員の方々が入社したり、異動があったりと各チームでも大小問わず変化が起きるタイミングです。その際にどういういったことが個人でもできるか?というのを今回考えてみたいと思います。
前提として、相互理解が大事
まず、自分とは異なるメンバーと働く上で大事なことは、お互いの理解(相互理解)だと思います。相互理解をすることでコミュニケーションが円滑になることはもちろんのこと、メンバーの価値観、強み・弱み、挑戦したいことを理解することで任せるプロジェクトや仕事内容もアサインできると、個人やチームの成果を出しやすくなったり、チーム全体の生産性も向上します。
相互理解をするために大事なこととは?
さて、ここからが本題です。チームを良くするためには相互理解が大事だと記載しました。その過程において非常に重要になってくるのが、メンバー自身の自己認知です。この点がまさしく一個人でやっておくと損はない活動ではないでしょうか。
的確に自己認知を理解しているメンバーが多く、かつチーム内のコミュニケーションが円滑にできると、物事をより早く前に進められることができます。メンバーの強み・弱みがわかると、自身の他のメンバーへの声がけも変わるでしょう。
とはいえ、自己認知をするって難しい。私は長年思ってきました。私自身も大変苦労をしてきたのですが(自分のことをわかっていると思っていたが故に的確でない認知をしていました)、個人的に実施してきたこととしては、自身で考えて、特徴を捉えることが得意そうな人に話してみて修正しての繰り返しでした。
完璧でなくてもよいので自己の認知ができたら、メンバーの強み・弱みをチームメンバーと共有してみると良いかもしれません。それまで気づかなかった発見があるでしょう。また、自己認知の重要性をわかっているメンバーが他のメンバーに日々のコミュニケーションの中で質問を投げていくことで他のメンバーにとって大きな発見となることもあります。この辺りはおそらく色々なやり方はあると思います。
オススメの自己認知ツール
自己を認識する具体的な方法として、定期的に人からのフィードバックをもらうこともできますが、最近は便利なツールも多いので、そういうのに頼ってみるのも良いかと思います。
# ストレングスファインダー
"強み"を活かすことの重要性を説き、独自のアンケートに答えると34の資質の中から自身の特徴上位5つを選んでくれるものです。
私自身は初回2015年に会社のメンバーと一緒に受けましたが、直近でチームに新たなメンバーが加わることもあり、自身の仕事の役割の変化がある可能性もあったため、先日受け直しました。(5つの資質のうち、2つが変わらず、3つが変わっていました)特徴の説明がHPや本で書かれているので、自身のさらなる理解にもつながります。
以前ストレングスファインダーを受けた際には、各メンバーの資質を全社で公開し、特徴を見てみるということをしていました。
# エニアグラム診断
個人の特徴を9つのタイプに分類してくれる性格診断です。インターネットで調べると、無料で受けられるものもたくさんあるようです。
# ほめかるた
以前noteでもまとめたのですが、人を褒めるという裏側にはメンバーの強みが秘めていると思いました。こういうったワークを通して、自身が持つ強みを見つけていくのは大事です。
まとめ
"良いチーム"を作るという議論をする際によくある話が、『どうやってマネージャーやリーダーがチームをマネージメントするか?』という話になります。もちろん大事ではありますが、メンバー自身もチームの一員ですし、自己を理解し表現をしていくことでチームのコミュニケーションは円滑になります。
また、発展した形としては、個々人の強み・弱み・価値観がわかってくると、メンバーが集まる集合体であるチームの特徴が理解できるようになります。自分たちのチームがどういったことを得意としているのか?逆にどういったことが苦手なのか?がわかると、別のチームとの連携につながるのではないでしょうか。
Photo by Marvin Meyer on Unsplash