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【wevox活用コラムvol.1】もったいない!エンゲージメントの解釈を勘違いしてスコアが低下?

みなさん、こんにちは!wevoxカスタマーサクセスの平井です。

普段は数十名の会社から数万人の会社まで、多岐に渡るお客様のエンゲージメントUPのサポートや、エンゲージメント向上スクール「Engagement Run!」でセミナー講師を行っております。

noteでは、wevoxやエンゲージメントをテーマに、これまで私達が蓄積してきた知見を皆さんに伝えます。ぜひ、組織開発の際の参考にしてください!

今日のテーマ:エンゲージメントの解釈を勘違いしてませんか?

wevoxでエンゲージメントの向上に取り組んでいて常にぶつかるのが、「そもそもエンゲージメントをモチベーションと同じように扱って、失敗している人が多い」ということです。もちろんどちらも幅の広い概念ではあるので、捉え方によっては重なる部分もありますが、根本的なものの見方が異なっていると考えたほうがわかりやすいと思っています。

まず、モチベーションというのは、「人が頑張れないのは、その人の持っている“やる気のようなもの”が下がっているからだ」というものの見方をする人がよく使う言葉だと考えています。

“やる気のようなもの”を「モチベーション」と呼んでおり、根底には「相手のモチベーションを変えることによって、仕事に意欲的に、イキイキと働いてもらおう!」という考え方があるように思えます。(みなさんもそんなイメージを持っていませんか?)

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一方でエンゲージメントは、「会社が社員と良好な関係にあれば、社員は頑張ってくれるはずだ」というものの見方を前提にしていると考えるとわかりやすいでしょう。

例えば、「この会社は自分の成長を良く見てくれている。だとしたら、この会社のために頑張りたい」「この会社はつねに社員のことを考えて職場環境の改善に努めてくれる。そんな会社のために自分は頑張りたい」という考え方です。

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こうした関係性のことをエンゲージメントと呼ぶ、と捉えるとモチベーションとの違いが整理ができるはずです。


ここで問題なのは、モチベーションを上げるという考え方に陥ると、常に上から目線になってしまう、ということです。モチベーションを上げるというのは、動機づけをするということです。もう少し平たく言えば、この考えの背景にあるのは、「あなた達は、動機づけをすれば、嫌なこともでもやるでしょ」という感覚を持ってしまっているということです。(ちょっと嫌な言い方になってしまいましたが、あえてわかりやすいように極端に言っています) 

これって、今現在の考え方として、「そのとおり!」って思えますか?ちょっと単純化しすぎている感じがしませんか?そう、これは考え方そのものが、ピラミッド型の組織の中で上から何かを決めるという発想から来ているものなのだと思います。 

さて、あなたは”一社員”として「上から目線の人と良い関係を築けると思いますか?」

...上から目線の上司や会社って、常識的に考えて、気持ちいいものではないですよね。もちろん、人によっては上下関係が心地よいという人ももちろんいると思いますし、それを否定はしませんが、一般的か?と言われるとそうではないでしょう。

つまり、「エンゲージメントを上げる」ことを「モチベーションを上げる」ことと取り違えてしまうことは、単なる勘違いではすまず、むしろエンゲージメントを悪い方向、下げる方向に進めてしまうことになるのです。なので、まずはこの概念の違いをしっかりと理解することが重要になります。

ということで、今回は、「エンゲージメントの解釈を勘違いしてませんか?」というテーマでお話をさせていただきました。

ではまた!
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