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【wevox活用コラム.vol.15】 昭和の考え方だからできません!

こちらでは、wevoxが運営している「Engagement Run!」 https://get.wevox.io/engagement_run で公開しているコラムを転載させてもらっています。
興味がある方はぜひ、体験会に参加してください。

私は昭和の考え方なので、新しい考えにはついていけません

とある会社さんと相談をしている中で、「私は昭和の人間なので、新しい考えにはついていけません」と言う相談を受けた。

多くの会社で、近しい類の相談をいただくこともある。つまり「もう既に身に付いてしまっていることだから、変えようがない。」さらに言うと、「これは私のせいではなく、時代のせいである」と言うことだ。

これについて、ちゃんと考えてみたいと思う。

本当に新しいのか?

エンゲージメントと聞くと、「新しい考え方」とよく言われるが、果たして本当に昔は存在していなかったのか?を冷静に考えてみた方が良い。

エンゲージメントを上げていくための考え方と言うのは、実は昔から言われていることが比較的多いと思っている。例えば、カーネギーの「人を動かす」、コービーの「7つの習慣」、その他にもマネジメントに関する古典の本には同様な考えが散見される。実際に、エンゲージメントが推奨している考えを具体的に聞いたときに、「一切聞いたことがない」と言うことがあるだろうか?

それは正直、怪しいと思っている。

ちなみに、場合によっては「会社にそのように考えろと言われた」のような反論があるかもしれないが、これはまさに「主体性のない発言」になる。つまり自分で考えたのではない、私はただ、従ったのだと自分で言ってることになる。

そういう人だからこそ、気をつけなければいけない

そしてもう一つは、今後「だからどうするのか」に目を向けた時、「私には改善できない」と言う発想がもたらす危険性だ。

例え話で言うと、「自分は遺伝的に、糖尿病になりやすい体質を持っている」と言うことを理解しているにもかかわらず、「自分は不摂生な生活をやめない」と言ってることに近い。

組織の構造上、もしくはこれまでの文化上、エンゲージメントがどうしても下がってしまう可能性が高いと言うことに気づいたと言う事は、「だったらもうしょうがない」というスタンスが望まれているのではなく、「だからこそ今のうちから気をつけておけなければいけない」であるはずだ。

似たような話は、「評価制度が変わらない限り、評価の納得感は変わらない」と言う発言を聞く場合も多いが、「評価制度が変わらない以上、より普段の発言や、マネージャーとの対話での納得間において気をつけるべきである」と置換して考えるべきではないだろうか。

もちろん、精神論だけで何とかなると言う話では全然ないので、「難しいからこそ、どのようにすれば改善できるのかを考えていきましょう」と言う提案はさせていただくし、そのための知見を私たちも勉強していかなければならない。

少しでも参考になればと思います。
ではでは。