【wevox活用コラム.vol.14】 Life include work という考え方が重要な理由
こちらでは、wevoxが運営している「Engagement Run!」 https://get.wevox.io/engagement_run で公開しているコラムを転載させてもらっています。
興味がある方はぜひ、体験会に参加してください。
人生を仕事の主従関係を逆転させない
先日、ウェルビーイングとエンゲージメントの関係性のセミナーを行った。個人的にも実は気に入っている内容であり、感想いただいた時に嬉しくなるセミナーだ。
そこで、自分が紹介している言葉に Life include work がある。これ自身は、僕が作った造語ではあるが、納得していただける場合も結構あるなと思っている。ちなみにこれは、ワークライフバランスと言う言葉が、自分においてはあまりしっくりきていないので作った造語だ。
Life include Work と言う言葉は、直訳すると「人生の中に仕事がある」もしくは、「仕事は人生に内包されている」と言うことになる。僕がここで伝えたい事は、人生と仕事の主従関係を間違ってはいけないと言うことである。
仕事において、エンゲージメントを向上させていく上では、人が仕事をどのように捉えているかという事はすごく重要だと思っている。ワークライフバランスと言う考えの中には、ワークとライフを切り離しで考えようと言うイメージが強いと思うし、実際にそのようにしている人が結構いると思う。しかし、仕事に使っている時間は、人間が起きている時間の60%を占めているように、意識をしない限りは、仕事の方が生活よりも重要視されてしまうことが多い。
これは、会社にとっては都合が良いかもしれないが、人が生きていく上では大きな問題だ。
これを放置しておくと、「社畜」と言う言葉が示すように、自分が何のために生きているのかが分からなくなり、あたかも自分の人生が会社によって支配されていると言う感覚になっていく。そしてそのようになってしまった人間は、会社の奴隷になってしまうし、当たり前だが生き生きと働いているわけでは無いはずだ。
人生を考えることを推奨するときに、しばしば相談を受けるのが、「これは会社で伝えることでしょうか」「これを伝えると、会社から人が離れていくんじゃないでしょうか」と言うような心配である。
ちなみに、この考え方は、「外の世界を知ってしまったら、自分たちの会社から人が流出してしまうんじゃないか」とか、「外の世界を知ってしまったら、自分たちの世界に巻き込めないんじゃないでしょうか」と言う思いに聞こえる。おそらくそういうことが言いたいんだとは理解している。
でもそれは、日本人がよく嫌う狭義の意味での「(あやしい)宗教」そのものなのではないか?
人生を「ちゃんと」考えると仕事は欠かせないことに気がつく
実際に、自分の人生をちゃんと考えるようにすると、実は、「自分は1人では幸せになれない」と言うことに明確に気がつく。人間と言うのは、もともと社会的な動物だと言われるように、生存戦略として誰かと協力をしていかないと何かを成すことができない生物だ。特に現代のような複雑な社会において、1人だけで何かができる事は、かなり限られている。そしてもちろん1人でできる人は既にやっているだろう。
どちらかと言うと、自分1人では自分の人生を幸せにすることができないと言うことに気がつき、必然的に誰かに頼らなければいけないと言うことに気がつき、そうすればその相手は誰なのか、どの会社なのかということを真剣に考えるようになる。その時に、自分の会社が選ばれるようになっていれば良いと言うことである。もしその自信がないのであれば、それはその会社が人を幸せにできないと言うことがあり、win-winの関係を結べないと言うことであり、エンゲージメントうんぬんの問題ではなく、そもそも会社としてどうなのか?と言うことになる。(生意気なこと言ってすいません笑。)
もちろん、僕にはそんな会社を作る能力は無い。笑
しかし、だからこそ僕はある会社に所属しているわけだし、会社と言う存在に感謝をしながら、娘はのびのびと仕事をしていると言うことである。
イキイキするとは、「生き生きする」ということだと思う
エンゲージメントの話をしていると、よく「イキイキと働くこと」と言う表現をされる場合があるが、これは全然間違っていないと思う。あえて言うのであれば、このカタカナのイキイキは本をたどれば「生き生き」ではないかと思う。
つまり、人間が「自分は生きている」と言う感覚を大事にしながら働いていると言うことだと思う。そのためには、仕事に埋没するのではなく、自分の人生から俯瞰的に客観的に眺めることで、会社とのwin-winの関係性をしっかり作っていくことがその人にとって非常に重要なのではないかと思う。
何かの参考になればと思います。
ではでは。