【イベントレポート】パフォーマンスを高めるチームづくり 〜ワークショップ体感型大規模イベント〜
wevoxカスタマーエンゲージメントチームのクッパ( @KawamotoKuppa)です。
先日、8月22日(木)に「パフォーマンスを高めるチームづくり
〜ワークショップ体感型大規模イベント〜」というテーマでイベントを実施いたしました!
7月に渋谷ヒカリエで実施した『PxTX』で、特に大人気だったワークショップを切り出して、今回新たなイベントとして展開いたしました!
当日は私のほうから冒頭の挨拶をさせていただいた後に
エール株式会社 代表取締役 櫻井 将 様
株式会社NEWONE取締役 葛西 健一郎 様
株式会社DONGURI代表取締役ミナベ トモミ 様
に登壇してお話していただきました!
5,000件以上の1on1データから見えてきた「1on1の大切なこと」
まず最初に、クラウド1on1『YeLL』を運営するエール株式会社の櫻井さんに「チーム力を高める1on1」というテーマで話していただきました。『YeLL』は、各組織のリーダーたち(以下、プレイヤー)に対して、専属かつ社外の上司役(以下、サポーター)との定期的な1on1を提供するサービスで、1on1について多くの知見・データを保有しています。
イベントの参加者は半数以上が1on1をすでに実施中、その他の多くの皆様もこれから実施しようとしている方々だったこともあり、積極的に勉強して自分たちに活かそう!という熱気が溢れる会となりました。
この時間の中身としては、櫻井さんから「1on1は効果が見えづらいためPDCAを回すことが難しい」という前提を伝えていただいたあと、「1on1における相性と満足度」「上司が最初に身につけたい1on1スキル」を中心に話していただきました。
1on1の満足度は、上司と部下の相性に強く影響を受ける
YeLLでは、サポーター・プレイヤーでそれぞれ性格アセスメントを実施しているそうですが、「プレイヤーの1on1満足度」と「サポーターの性格アセスメント結果」で相関を見てみたところ、優位な相関は見られなかったようです。そこでYeLLでは、サポーターのスキル・性格よりも、相性の方が影響度が大きいのではないか?という仮
説を基に、「サポーターとプレイヤーの最適なマッチング」を機械学習で算出しているそうです。
部下が「なんでも話していいんだ」と思えることが最初のステップ
また、「満足度の高いセッション」を分析した結果、部下にとって有意義な時間となりやすい1on1には、3つ共通項があるそうです。それは、「自分について客観的になれた」「自分の話したいことが話せた」「感情面に寄り添ったアドバイスをもらえた」の3つ。
櫻井さんはこう続けます。「コミュニケーションを学んでいる人であれば当たり前かもしれませんが、データで見ても上司には”聴く力”が求められています。それに伴い最近の傾向として”質問力”を高めたいと言う上司が多いのですが、”共感” ”承認”というコミュニケーションができていない中で”質問”をしても、1on1は逆効果になります。」
1on1は上司だけに任せすぎず、チームで取り組むことが必要
最後に櫻井さんが強調したのは、チームで取り組むことの重要性でした。1on1で求められるスキルは非常に多岐に渡り、それに加えて上司と部下は利害関係が強いため、コーチングを深く学んだ人でも部下との1on1というのは難しいそうです。
櫻井さんは「全てを上司に任せると1on1は失敗する」「昔、飲み屋や喫煙所で行われていたコミュニケーションまで上司に押し付けないであげてほしい」とお話され、チーム内だけでなく、チームの壁を越えて最適な人が雑談や対話などの役割分担をしていく1on1の仕組みがチーム力を高めていくという締められました。
コミュニケーションの第一歩は需要と傾聴
続いて「相互理解」について、組織開発やファシリテーションについて研修をしている株式会社NEWONEの葛西さんがウォーミングアップとして「自己紹介」「参加目的」を参加者同士でウォーミングアップでやっていただきつつ、傾聴に大切なポイントである「受容」と「承認」について実践しながらやっていました。
相互理解のためには、まずは自己開示
「相互理解のためには自己開示がまずは大切」ということから始まり、それを相手にどのように伝えるかを理解するために「社会人生活の中で、最も力を注いだ仕事(マイベストジョブ)」を絵で表すためのワークをしました。皆さん黙々と書いていましたが、発表になると自分が「なぜその絵を書いたのか?」「なぜその価値観を選んだのか?」をイキイキと周りの方に語っておりました。自分の価値観を構成した「プロセス」を周りに開示することで、相互理解が生まれていく様子が見えました。絵で書くことで周りがストーリーを理解しやすく、気になることを聞きやすくなる効果もあるそうです。
自分にはないが、相手にはある「強み」を見つけて伝えてあげる
「相手の強みがある前提でそれをどのように活かしていくか?」というテーマで次のワークショップが始まりました。当日同じテーブルに座った人に対して、「両隣の人に対していいなと思う点(強み)」を発表するという難易度が高めのテーマがでてきましたが、ワークを一緒にやってきたメンバーの良いところ照れつつも嬉しそうに発表していました。1時間という短い間でしたが、ワークが始まる前と終わりでは同じテーブルのコミュニケーション量が圧倒的に多くなるのを参加者の皆さんが体験しているのが、周りで見ていてもわかるセッションでした。
ボードゲームでPlayfullにチームをつくる
別のホールでは「チームビルディング × BoardGame」をテーマに株式会社DONGURIのミナベさんから説明があったあとに、さっそく4−5人チームにゲームマスターが1人ずつついて、ボードゲームが始まりました。
「おばけのチームで追い払え」というテーマのボードゲームですが、内容は経営そのもの。人(おばけ)を雇って様々なプロジェクトに挑んでいくゲームですが、トラブル続出でそれらをどうやって乗り越えていくかにその人の性格や戦略性がにじみ出てくるゲームとなっています。
当日参加した皆さんは初めて同士で同じテーブルについてゲームに取り組んでいましたが、熱中して思わず大声をだしたり、目標を達成するとハイタッチするような白熱するコンテンツとなりました。実際に参加してみないとこの熱中する感じは伝わらないと思うので、ぜひ興味を持たれた方は今後のイベントにも参加をしていただければと思います!
チームのパフォーマンスは「コミュニケーション」の質で変えられる
本日登壇いただいた3社とも、「コミュニケーション」について様々な観点からお話を進めていただきました。1on1・相互理解・ボードゲーム、どれもチームワークを高めるためのワークとして活かせることはたくさんありました。
wevoxでは「チームで働くすべての人を応援します」ので、今後もチームのためになるイベントを随時開催をしていきたいと思います。
最後は登壇者の皆様と「wevoxポーズ(非公式)」を撮らせていただきました。こちらも合わせてアイデア募集しております!(笑)
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