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【wevox活用コラム.vol.7】「主体性」ってなんですか?

みなさん、こんにちは!wevoxカスタマーサクセスの平井です。

普段は数十名の会社から数万人の会社まで、多岐に渡るお客様のエンゲージメントUPのサポートや、エンゲージメント向上スクール「Engagement Run!」でセミナー講師を行っております。

このコラムではwevoxやエンゲージメントをテーマに、これまで私達が蓄積してきた知見を皆さんに伝えます。ぜひ、組織開発の際の参考にしてください!

今回のテーマ:「主体性」ってなんですか?

エンゲージメントの定義の中には、「主体的」というワードが出てきます。具体的には、エンゲージメントが高い状態を下記のように説明しているんですね。

組織や仕事に対して自発的な貢献意欲を持ち、主体的に取り組めている状態

これは、学術的に説明をされているものです。

さて、今回のテーマである、主体的である、つまり主体性ということなのですが、これはとても奥が深いテーマだなと思っています。

皆さんは、主体性が高い状態という状態はどういう状態なのか、説明できますか?

私はセミナーの中で、こういう質問を投げかけることがあります。

下記のAさん、Bさんは「主体的」でしょうか?

こちらの質問に答えてみてください。

A.
上司から言われたことを
なんでも「はい!」と文句も言わずに行う人

B.
上司から言われたことを自分なりに解釈し、
自分の状況を踏まえた上で
できることには「はい」できないことには「いいえ」を選択する人

そして多くの人は、Aの人は主体的ではないと答えます。おそらく、この2つの選択肢が与えられたときに、「自分で考えているかいないか?」という点がきれいに比較されているので、「Aは考えてなさそう」ということに気がつくためではないかと思います。

しかし、上記のA.B.さんの質問を次のような投げかけに変えると、実は回答結果が変わります。

「正直に答えてください(笑)、下記のAさん、Bさんのうち、今、あなたのチームにはどちらの方にいてほしいですか?」

そうすると、これは「A」という回答をする人たちがとても増えるんです(笑)。

「主体的な人がほしい!」というミドルマネジメントの方はたくさんいるのですが、実際には「自分が言ったことを率先してやってくれる人」がいると非常に嬉しいわけですね。そして、僕は、「自分が言ったことを率先してやってくれる人 = 主体性がある人」というように、曖昧に使っている可能性が大いにあるのではないかと思っています。

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改めて、主体性ってなんだろう?

さあ、ここで皆さんに考えてほしいのですが、改めて「主体性」とはなにか?ということを考えてみてください。

なぜこのテーマが重要かと言うと、エンゲージメントを理解するにあたって、この主体性ということをちゃんと理解をしておかないと、あとあと「自分が言ったことだけを引き受ける人」を作ってしまうからです。それはみなさんが望んでいることでしょうか?

特に「答えがない世の中で自分が言ったことだけを引き受ける人」がたくさんいることは長期的に見て望ましいことでしょうか?

主体性については、次回でも紹介していきたいと思います。

ではでは。