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wevox values cardを作ってわかった可能性

なぜwevox values cardを作ったのか。

きっかけは、振り返りワークショップを何回か実施した時、リアル体験はやっぱり価値がある。と改めて実感しました。wevoxプロジェクトリーダーのもりやまんの「なにかモノを渡してチームが良くなっていくようなことができたらいいっすよね。」というところから考えはじめたのがはじまりです。

プリンターで印刷してハサミで切ってテストプレイするなど、試行錯誤しながら言葉を選別していきました。試作品を制作して手渡しで渡してみたり
ワークショップで使ってみたり。PxTXもあり初の大量生産もしました。


言語化されたTeam Experience

wevoxチームで議論していて見えてきたのは、Googleのre:WorkのようなBeing(あり方・状態)をベースにしたフェーズがあること。カスタマージャーニーマップのように行動プロセスが順序よくあるのではなく、チーム状態は良くなったり悪くなったり、いったりきたりしながらチームは徐々に強くなっていく。タックマンモデルのように、混乱期を越えないと統一期は迎えられないように、人もチームも失敗や挫折から復活した時に飛躍的に成長できるといいます。

ワーク・ルールズ!の著者ラズロ・ボック氏が提唱しているエンゲージメント3.0にある「ナッジ理論」と同じで「ヒジで軽く突くような小さいアプローチ」で、人やチームの行動を変えることで活性化していくと言われています。その小さなアプローチとしてバリューカードが存在しうると考えました。


自分たちで使ってみて

ぜひ体感して頂きたいですが、まずプレイしてみると、自分の大切にしたい言葉を短時間に1つずつ選別していくことになります。ゲームが終わる頃には結果的に、自分の価値観が洗練されていて言語化できる状態になっていることが多いです。興味深いのが手に入らなかった言葉が合ったとしても別の言葉で置き換えて相手に自分の価値観を伝えられます。カードを手にいれることよりもそのカードを通して相手に自分の言葉で伝える方が大事なことを発見しました。そして、相手も同様にカードを通して知ることができます。

使い所で試して良かったのが、ワークショップの冒頭のアイスブレイクです。普段一緒に働いているチームメンバー同士でも改めてバリューカードを使ってアイスブレイクすると笑い声が出てきて雰囲気が良くなり、その直後のワークショップで腹を割って意見を言い合えることに繋がりました。「アイスブレイクが良かったね」と話題になり「早速クライアントと共有しようよ!」となったほどです。

他にも、カード5枚の組み合わせはなんと41,507,642通りもあり、全て同じカードの人がいたら相当レアだね!という話題もありました。


作って使ってわかったバリューカードの価値

ヒエラルキー、ホラクラシーなどの組織の構造に関わらず、組織やチームにとって相互理解はより重要になってます。

いろいろ使ってもらってわかったのは、バリューカードがチームのコミュニケーションのハブになるということです。カードにある言葉の正確性ではなく、相手に伝えたいことを伝え、自分は相手を理解しようと傾聴する。チームは結局、ヒトとヒトです。手触りのあるモノを使ってFace to Faceのコミュニケーションのパスが生まれ、相互理解が促される。

だから、コトに向き合えるようになる。コトに向いて業務ができることで、良いプロダクトやサービスが提供できるのではないでしょうか。


輪を広げていきたい

このバリューカードはトランプのようにシンプルがゆえに使い方次第でいろんな効果が出せることにも気づきました。いろんな使い方を増やし公開していくことで、相互理解の輪が広がっていけばと思っていますので、「こういう使い方を試してみたよ!」というのをぜひnoteでSNSでブログで公開してみてください!


wevox UX Designerのたけてつ(@taketetsu1982)でした。個人でもnoteを書いてます。