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明日から実行!簡単な振り返り術〜KPT〜

wevoxカスタマーサクセスのMiki(@mikidh_atrae)です。3月も半ば。2019年が始まってから4分の1がまもなく終わりますね!

さて、今回は何かの区切りに実施する振り返りについて書きたいと思います。年初に決めた個人の目標はもちろん、チームの振り返りで簡単に実行できるかと思います。

はじめに

私が所属するwevoxチームでは、各セクション(Salesチーム/カスタマーサクセス/プロダクトチーム/データ分析チーム)でチームの目指す像を決めており、毎月月初にそれらに対しての振り返りを実施します。色々なやり方をこれまでやってきましたが、KPT(ケプト)という方法が非常に有効的なので、そちらをご紹介します。

KPTとは?

KPT(ケプト)は、改善のフレームワークです。Keep(良かった点)、Problem(改善したい点)、Try(改善のために挑戦すること)をチームで共有をし、次のアクションにつなげていくものです。言葉は一見難しそうですが、それぞれの頭文字を合わせたものです。

Keep→良かった点
Problem→改善したい点
Try→改善のために挑戦すること

具体的な実施方法

私達のチームで実施している流れは次の通りです。準備するものは、ポストイットです。


(1)良かった点をまずは個人でポストイットに書き出す。(約3〜5分)
(2)ポストイットを見て良かった点をチームで議論する。(約10分)
(3)改善したい点をまずは個人でポストイットに書き出す。(約3〜5分)
(4)ポストイットを見て改善したい点をチームで議論する。(約10分)
(5)次回までに挑戦することを1つ決める。(約10分)

最初にポストイットに個人の考えを書き出すので、議論が止まるということはなく、書いた内容を深めることができ、相互理解にもつながります。

KPTを実施する上でやって良かったこと(重要なポイント)

実施してく中で、重要なポイントがあるので、個人の見解ですが書いてみます。

ポイント(1):紙に何でも良いので書き出す!
ここでのポイントは、紙に書くということチームのあるべき姿のことでなくても感じてることを書くということです。紙に書くことで書いた内容を俯瞰して見ることができます。あとは、内容を否定せずに感じたことを書くと、メンバーがどういうことを感じているかがわかります。ポストイットで書き、議論の前に分類をすると課題が整理されます。

ポイント(2):書いた内容を深くする!
「何故、その内容が書かれたのか?」
が課題発見に有効です。議論をしていくとポストイットに書いている内容は異なっても根本の課題が一緒だったりもします。

ポイント(3):Tryは1つでOK!
課題がたくさん出てくると、Tryもたくさん実施したくなりますが、優先順位を決めて、1つに絞ることが大事だと思います。1つをチームでやり切ることことがまずは第一歩だと思っています。(慣れたら、2〜3つに増やしていけば良いと思います。)

ポイント(4):定期的に決めたTryを思い出す!
目の前のやることがあると、ついつい決めたことが忘れがちです。ミーティングの場などで、Tryを思い出すと良いと思います。

おまけ(こんなこともできます!)

KPTは非常に便利です。私自身は個人の目標に対して振り返りをKPTを使って週末実行します。下記のような感じで、スケッチブックに書き出します。内容は非公開(恥ずかしいので)ですが、黄色い箇所に箇条書きで思いついたことを全て書き出しています。私自身はこのKPTを採用したことで実現したいことがどんどんできるようになりました。

まとめ

チームでKPTを実施するようになってから、メンバーで課題を議論したり、意識統一ができるようになり、PDCAのサイクルを回す速度は以前より早くになってきました。こういった有益なフレームワークを活用し、実現したことを実現し、なりたい姿に近づいていきたいと思います。

Photo by Kelly Sikkema on Unsplash